
異業種交流会からの人脈営業をカタチにする
事業者向けのビジネスで小規模からの顧客づくりに、交流会の活用があります。
しかしながら、お相手の方にこちらが提供できるサービスのニーズがあるか分からないのに、名刺を交換するだけで仕事を得ることができるのかと半信半疑の方も多いことと思います。
仕事を得るには、オフィスの看板やチラシなどの広告反響、自社のwebサイトの問合せフォームからなど、ニーズがある方とだけ商談することが最も効率的ですが、そこに集客するまでの広告費やwebサイトのSEO対策など労力や費用が伴います。
誰かに大事なことを託すには信用が必要となるため、ここで交流会が意味を成します。「あの人になら相談できそう」と思っていただけるチャンスになるからです。webサイトからの集客であればサイトの品質が重要になります。
交流会は、お相手を理解し、お相手の方の利益を考えてお話しする場
全ての参加者の目的は、とどのつまり営業と言えるでしょう。人脈づくりも営業と言い換えられます。しかし宣伝行為だけでは成り立たないため、お話しをする上で以下のことを弁えましょう。
- いつか顧客になるかも知れない方々へ
お相手の参加目的を聴き、提供サービスのニーズを伺い「こんな時にはお気軽にご相談ください」と締める
- 同業者の方へ
どのようなことを目指しているのか、どのような顧客を求めているのか。
得意な分野がお互いに異なる場合、顧客の紹介先として発生ベースで紹介料を設定するなどを検討
それでも、今ニーズが無い方が大半であることを自覚し、お相手の方のお話しに興味を持ち真摯に聴くことが必要で、この行為こそがお相手にはとって「理解者」の位置づけとなり信用となります。
そのお相手にとって自分が「関わりたいと思っていただけるか」に尽きます。

名刺の重要性
「こんなことができる」「連絡先」「お顔写真」などが伝わるようにしましょう。
「何をされているどんな方だったかな?」では人脈になりません。最近は名刺を持たずデータのみでお相手のスマホに登録いただく方法もありますが、これはほとんど後に繋がりません。
交流会での出会いを人脈にする
多くの方々と出会いますので、埋もれてしまわないよう、ビジネスに繋げるために以下を行いましょう。
交流会後早めに御礼メールを送る
お話ししたこと、こちらができること、今後の関わり方をお伝えし、連絡し合える関係性を作りましょう
できればFacebookで繋がる
LINE、インスタ、Xで繋がることも多い昨今、人脈づくりに適したSNSはFacebookのみと言っても過言ではありません。高めの年齢層に利用者が多いこともビジネスに繋がりやすい一因と言えます。
[参考] 交流会情報源
交流会には、ビジネス目的だけでなく、そもそも名刺交換の無い婚活や友達づくりを目的としたものも多くあります。また会員集めのためのセミナーや勉強会との抱き合わせも多いため、どのような方々と繋がりたいのか、繋がれる場なのかを見極めて参加しましょう。